なぜWBSは使われないのか?その理由と改善のヒント
- MIRIO
- 4月7日
- 読了時間: 7分

📘 このブログは、プロジェクト支援サービス「iPM navi」の提供コンテンツです。
iPM naviは、PM・PMO初心者やSEからプロジェクトマネージャーを目指す方のための支援サービスです。WBSや課題管理などのテンプレート提供、実務に基づいたレポート学習、スキル講座「PIMOGU」やスキルチェック制度「iPM PMO Specialist」など、プロジェクト推進に役立つ“型”を提供しています。
🧩 注釈:専門家 × AI のコラボ
本記事は、大手コンサル出身のシニアコンサルタント経験者とAIが共同制作しました。 PM初心者やSEからPMを目指す方に向けて、専門家の経験とAIの分析力を融合し、効率的かつ実践的な解決策をお届けします!
「WBS?あー、あの“最初だけ作ってその後誰にも見られないやつ”ですよね?」
もし、あなたもそう思ったことがあるなら——それは決してあなただけではありません。
WBS(Work Breakdown Structure)は、プロジェクト管理の代表的な手法のひとつ。
なのに、「作ったのに使われなかった」「なんとなく提出しただけで終わった」そんな経験を持つ人が意外と多いのです。
この記事では、「なぜWBSは現場で使われないのか?」をやさしく解説します。
そして、まだWBSを本格的に使ったことがない初心者の方に向けて、「使われるWBS」への第一歩を踏み出すヒントをお届けします。
目次:
WBSを作ったのに、誰も見てくれなかった -そんな経験ありませんか?
WBSが“使われない”とはどういうこと?
そもそもWBSって、何のために作るの?
WBSが使われない原因は、“ありがち”な落とし穴にある
「WBSって意味ないかも…」と思ったあなたへ
WBSを作ったのに、誰も見てくれなかった -そんな経験ありませんか?
プロジェクト開始前、上司や顧客に提出するためにWBSを作った。
でもその後、一度も開かれず、進捗管理はRedmineやBacklogのチケット頼り。
「結局、チケットがあるからWBSいらないんじゃ?」
「納品物を並べただけで、誰が見てもよく分からない…」
こうして、WBSはプロジェクトの最初だけ登場し、誰にも参照されずに終わっていく。
これが、WBSが“使われない”まま形骸化してしまう典型的なパターンです。
さらに、チームの誰もが「WBSなんて見たことない」「PMだけが持ってる資料」と感じてしまうと、WBSは完全に“背景資料”扱いになってしまいます。こうした状況が積み重なると、「WBSって結局いらないのでは?」という誤解にもつながってしまいます。
WBSが“使われない”とはどういうこと?
「形骸化」とは、見た目だけが整っていて、中身や意味がなくなってしまうこと。
WBSにおける「使われない」とは、
作ることが目的になっている(提出のためだけ)
実際の進捗やタスク管理に使われていない
チーム内で誰も参照していない という状態を指します。
つまり、WBSが“チームで動くための地図”として機能していない状態です。
「WBSがあるのに、なぜ進捗が見えないのか?」 その答えは、WBSが“活用されていない”ことにあります。
WBSが活用されていないということは、タスクの順番、優先度、依存関係などの情報が宙に浮いてしまっているということ。
つまり、プロジェクトの「見通し」がないまま進めてしまっていることと同じです。
そもそもWBSって、何のために作るの?
WBSの本来の役割は「チーム全員が共通認識を持ち、プロジェクトを段階的に進めるための設計図」です。
WBSがあることで、
誰がどの作業を担当するのか
どの順番でタスクを進めるのか
いつまでに終わらせるべきか といったことが“ひと目でわかる”ようになります。
また、WBSは単なる作業一覧ではなく、「この順番でやれば計画通りに進む」という“仮説の構造”でもあります。つまり、プロジェクトの“シナリオ”を共有する役割も担っているのです。
さらに、WBSをチームで活用すれば、メンバー同士で「次はこの作業ですね」「この作業が終わらないと次に進めないですね」といった対話が生まれやすくなります。
これはプロジェクトにおける「空気の共有」を助け、コミュニケーションロスを防ぐという意味でも重要です。
しかし、WBSの粒度がバラバラだったり、誰が見ても分かる形で作られていなかったりすると、その設計図は“読まれない地図”になります。
📥 「WBSテンプレート」のダウンロード
この記事で紹介した手法をすぐに使いたい方のために、WBSテンプレートを無料でダウンロードできます。
テンプレートの特徴:
✔︎ プロジェクト管理初心者でもすぐに使える。
✔︎ タスクの分解や依存関係の設定が簡単にできる。
✔︎ プロジェクト管理に役立つ追加資料。
✔︎ 成功したプロジェクトのサンプル付き。
誰でもダウンロードできるチェックシートを公開中
WBSが使われない原因は、“ありがち”な落とし穴にある
まだWBSに慣れていないと、こんなミスをしがちです:
タスクの粒度がバラバラ(5時間のタスクと5日間のタスクが並ぶ)
レビューは形だけで「OKです」で終わる
チームに共有しておらず、PMしか知らない
こうしたWBSは、作った本人すら後で見返さなくなり、更新もされなくなります。 その結果、誰も使わないWBSがプロジェクトの片隅に放置されてしまいます。
でも大丈夫。
実は、こうした失敗は誰もが一度は通る道。
WBSが“使われないまま形骸化してしまう構造”を理解すれば、対処法はちゃんとあります。
「WBSって意味ないかも…」と思ったあなたへ
「WBSを作っても誰も見ない」 「チケット管理で足りてるから要らないんじゃ…?」
そんな疑問が出てくるのは、“WBSがうまく使われていない現場”を見たからかもしれません。
でも、WBSはうまく設計・共有・運用できれば、 プロジェクトの精度・見通し・スピードを格段に上げてくれる武器になります。
その鍵は、「ありがちな失敗パターン」に気づくことから始まります。
たとえば、タスクの粒度を「1〜3日で終わる単位」に揃えるだけでも、 進捗確認がグッとやりやすくなり、レビューの質も向上します。
また、定例会で毎回WBSの該当部分を数行だけ表示するだけでも、 「チーム全員でWBSを見ている」という習慣が根付きます。
つまり、「少しの工夫」でWBSはちゃんと“使えるもの”になるのです。
📥 「WBSとマイルストーン作成チェックシート」のダウンロード
WBSの基本のテンプレートを活用した後は、タスク漏れを防ぐチェックシートを活用しませんか?
無料コミュニティに参加後にダウンロード可能です。
→ コミュニティ(無料)に参加してしてDLする
続きは無料会員記事で:ありがちな3つの失敗パターンと対処法
今回の記事では「WBSが使われないとはどういうことか?」についてお伝えしました。
では実際に、どんなミスがWBSを形骸化させているのか?
その具体例を知りたい方は、
無料コミュニティ限定の記事: 「WBSが使われない3つの落とし穴と、いますぐできる対処法」をご覧ください。
そこでは、
粒度がバラバラで誰にも読まれないWBS
レビューが機能せず改善できないWBS
チームで共有されず“誰のものでもない”WBS
など、初心者がやりがちな3つの失敗と、すぐできる対策を具体的に解説しています。
📩 今すぐ無料コミュニティに参加して、チェックしてみてください!
🥇 PMOとしてのスキルを証明したいなら、この資格!
📢 SEからPM/PMOへ!スキルでキャリアアップ!
💡 1回5分で学べる実践スキル、無料トライアル実施中!
🧑💻 無料コミュニティに参加して、テンプレートやスキル診断を自由に使えます(見るだけOK)
📘 コミュニティでは、以下のような“見るだけでも使える”コンテンツを無料で提供しています:
実務に役立つノウハウをまとめた「ブログ」
他のPMとゆるく情報交換できる「テキストコミュニティ」
経験豊富なコンサルタントに質問できる「アドバイスコーナー」
PM・PMO初心者向けの「Q&Aガイド」
楽しく学べる「プロジェクト体験シミュレーション」
👤 このブログを書いた人

Comentários